測量士補ってどんな仕事?仕事内容・なるための方法を案内!

測量士補とは、どんな仕事をしているのでしょうか。
今までなじみがなく、詳しく知らない方もいるでしょう。
この記事では測量士補の仕事内容や、どうしたら測量士補になれるかを紹介します。

測量士補に向いている方の特徴もご案内しますので、目指そうか迷っている方も参考になりますよ。

 
「仕事は現場で覚えるもの」が、シックスソルバーズの考えです。未経験の方も、個人の方の応募も大歓迎です。
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測量士補ってどんな仕事?仕事内容・なるための方法を案内!

測量士補の仕事内容|建設現場などで土地を測る仕事

公益社団法人日本測量協会によると、測量士補について下記のように説明されています。

「測量士の作製した計画に従い、測量に従事する。」
引用:『公益社団法人日本測量協会 測量士・測量士補の資格』

測量とは、土地の高さや形を正確に測る仕事です。
測ったデータを元に、工事や建設の計画を立てて進めます。
工事現場などで、カメラのような機械をのぞいている姿を見かけた方もいるでしょう。
これも測量の一つです。

測量士補は名前に「補」がついているとおり、測量士の補佐を担っています。
仕事内容は現場で測量を行う外業と、室内で製図などの作成を行う内業に分かれています。

どうしたら測量士補になれる?未経験でもできます!

では、どうしたら測量士補になれるのでしょうか。
測量士補の仕事を行うには、資格の取得が必要です。

資格取得には3パターンの進み方があり、未経験でも資格を得られます。
それぞれの資格の取得方法をご案内します。

①仕事をするには資格が必要

資格取得の方法は、以下のとおりです。

1.文部科学大臣の認定した大学、短期大学、又は高等専門学校において、測量に関する科目を修め、当該大学等を卒業した方。
2.国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設にて1年以上測量士補となるのに必要な専門の知識及び技能を修得した方。
3.国土地理院が行う測量士補試験に合格した方。

引用:『公益社団法人日本測量協会 測量士・測量士補の資格』

試験に合格した場合は、国土地理院へ資格の登録申請書を提出します。
測量士補は国家資格ですので、取得後は就職や転職、スキルアップに役立ちます。

②資格をとるには|学校に通うか試験に合格する

時間と金銭面に余裕がある場合は、学校へ通うと確実に測量士補になれます。
測量専門の養成施設については、日本測量協会のページで紹介されていますのでご覧ください。
参考:『公益社団法人日本測量協会 測量専門学校』

学校へ通う時間がない場合は、試験に合格し資格を取得すると早く測量士補になれます。
受験の詳細については、以下のとおりです。

受験資格 年齢、性別、学歴、実務経験等に関係なく受験可能
試験方法 筆記
試験日時 毎年5月頃。午後の開催が多い。
試験手数料  2,850円
試験問題 択一式。出題数は計28問 。
合格基準、配点 1問あたり25点で700点満点。450点以上で合格。

試験は全国の会場で行われます。
詳しくは、国土地理院のホームページをご覧ください。
参考:『国土地理院 測量士・測量士補国家試験及び登録』

③独学でも合格は可能?勉強方法と合格率も紹介

直近3年間の試験の合格者、合格率をご紹介します。

合格者 合格率
令和4年 5,540名 44.1%
令和3年 4,490名 34.8%
令和2年 3,138名 30.3%

合格率を見ると、合格できるのは受験者の半分です。
簡単な試験ではないようですが、独学でも合格はできるのでしょうか。
過去問題を見ると、近年は計算問題の配点が増えている傾向にあります。

数学が苦手、長い間離れていた方は、大変に感じるかもしれません。
高校の数学を復習しながら、過去問題を繰り返し解いて慣れましょう。
国土地理院のホームページには、過去5年分の問題、解答例が掲載されています。
参考にし、勉強に役立ててください。

参考:『国土地理院 測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例』

また、「測量士補試験対策WEB」ではサイト上でテストができるので、移動中などの勉強に便利です。
過去問題の解説もありますので、国土地理院の過去問題と合わせて利用するといいでしょう。
参考:『測量士補試験対策WEB 測量士補』

では、独学で勉強する際に気をつけるポイントをご紹介します。

● 試験までのスケジュールを立て、勉強する
● 途中でやめずに、勉強を継続する
● これまで測量に関わりがなかった方には、馴染みのない用語が多いので読解力をつける

勉強を習慣化するために、短い時間でも続けて習慣にするといいですよ。

日本測量協会では、受験対策の通信添削講座やセミナーを行っています。
独学で合格できるか不安な方は、利用を検討してはいかがでしょうか。
参考:『公益社団法人 日本測量協会 通信添削講座』
参考:『公益社団法人 日本測量協会セミナー』

 

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測量士補の平均年収はいくら?測量士との違いは?

年収が気になる方もいるでしょう。
測量士補と測量士で比べました。

測量士補の平均年収 310万円
測量士の平均年収 400万円

測量士は測量士補の上位資格だけあり、平均年収が測量士補より高い傾向です。
測量士補からスタートし、慣れたら測量士の資格を取ってキャリアアップするのもいいですね。

測量の技術は日々進歩しているので、勉強し最新技術を扱えると、スキルアップし収入面でも期待できます。

測量士補に向いているのはこんな方

測量士補に向いている方は、どんな特徴があるでしょうか。
まず、集中力と忍耐力が求められます。
測量はそのあとの計画に関わるため、正確に測る必要があるからです。

次に体力です。
現場によっては、重い荷物を運びながら山林など足場が不安定な場所を歩く時もあります。

最後に、コミュニケーションです。
現場までは数人のグループで長時間移動する場合もあるので、仲間との円滑なコミュニケーションは大切です。

向いていないかもしれないと不安がある方も、体力がつくよう運動する、普段から丁寧なコミュニケーションを意識するなど取り組めば、問題ありません。

まとめ

測量は、工事や建設の前に必要な業務です。
開発や工事がこの先なくなるとは考えにくいので、測量士補は今後も需要がある仕事といえるでしょう。

常に勉強が求められる、体力が必要など大変な面もありますが、社会から必要とされ、やりがいもあります。
測量の仕事に興味がある方の参考になりましたら幸いです。

 

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