本記事を読んでいる方の中で、測量のやり方が分からずに悩んでいる方が多いでしょう。
そこで今回は、測量のやり方について詳しく解説します。
測量のやり方が分からずに悩んでいる方は、本記事を参考にしてください。
測量のやり方の種類は、以下のとおりです。
1. 三角測量:お互いに見通せる三点を選んで三角形をつくって、三角形の1辺と両端の内角か三角網の全当を測定する測量法
2. 多角測量:ある1点から出発して見通しのよい次の点までの方向角を測定して、定められた終点に到着するまでそれを繰り返す測量法
3. 水準測量:2地点以上の高低差や標高を定めて地表面の断面形状を求められる測量法
4. 平板測量:三脚を取り付けた平板上に図紙を貼りつけ、上記で各目標への方向線を現地で引いたあと、目標点の位置を定める測量法
5. 写真測量:空中写真や地中写真などを使用して地形の状態を測定して図化したもの
6. GPS測量:人工衛星の電波を用いて緯度・経度を測定する測量法
測量にはさまざまなやり方があるため、上記のようなそれぞれの種類を把握しておかないとイレギュラー時に対応できない場合があります。
そのため、ここで解説した測量のやり方の種類に関してしっかり把握しておく必要があるでしょう。
測量を行ううえで、測量用語を把握していなければ図面が読めずに苦労してしまう恐れがあります。
ここで解説する測量用語は、以下の6つです。
1. B・M(ベンチマーク):図面上で基準の標高
2. BS(バックサイト):B・M地点で実際に人を立たせてみて高さを比較した際の数字
3. FS(フォアサイト):測定したい場所に人を立たせて高さを比較した場合の数値
4. IH(機械高):BSとB・Mを足した数値
5. GH(地盤高):地面の高さを表す数値
6. FH(計画高)工事で製造予定の建物の高さ
図面を仕上げるうえでさまざまな専門用語を使用する機会があります。
しかし、それぞれの意味を明確に把握していなければ間違って解釈する可能性があるでしょう。
ここで解説する「測量用語の紹介」を把握して、測量用語に対して理解を深めてください。
ここでは、測量のやり方について解説します。
ここで解説した内容を参考にしたうえで、測量を行ってください。
調査する器具は調査目的によって大幅に異なっています。
例えば、長さを測定するための調査であったり、その地点の標高を測定するための調査であったりとさまざまな目的を達成するために調査に訪れているでしょう。
そのため、器具集めや方法、目的を明確にしたうえで、調査に訪れる必要があります。
ただ、多くの調査において平面図を作るための平板、高さを図るためのレベル、角度を測定するためのトランシットがあればほとんどの調査が実施可能です。
また土地を調査する場合に限らず、海の中や川の中を調査する必要があります。
しかし、それぞれ調査に必要な器具や方法が異なっているため、注意しましょう。
器具集めや調査方法を定めたら、実際に現地へ赴いて調査を実施します。
調査場所によっては、大きな川に遭遇したり、大きな木々に阻まれたりと遭難しかける可能性もあるかもしれません。
しかし、現地で行う調査では重い器具を担いで目的地までたどり着く必要があります。
ただ、現在では器具の一部が光の反射で測定できるようになっているので、調査が昔と比較して楽になっています。
このように測量を行うのは楽になっているものの、測量を実施する目的地にたどり着くのが難しい場合もあるので、くれぐれも遭難しないように気をつけてください。
ちなみに測量を生業として業務を行うためには、測量士の資格を取る必要があります。
試験は年に1回主要都市で行われるので、資格を取得していない方はぜひ受検して資格を取得するようにしましょう。
調査が完了したら、得られたデータを基に、図面を仕上げていかなければいけません。
平面図に関しては調査地点の形状を上から見た図面なので比較的スムーズに図面を仕上げられます。
しかし、縦横断図面は各測点ごとに計測したデータを一から落としてつなげていく必要があるので、かなりデータの落とし込みに時間がかかるといえるでしょう。
このように調査データを基に作成した図面の上に将来できそうな構造物を乗せていく必要があります。
構造物をデータの上から乗せれば、目標の建物を作るためにどれぐらいの土地が必要であるかを比較的簡単に計算できるようになります。
測量をする際は、必要な器具集めや調査方法を決定したあと、現地に赴いて調査を行う必要があります。
そして得られたデータから図面を仕上げなければいけないため、本記事の情報を参考にして図面を仕上げましょう。
ただ、図面を作る際には専門的な用語を用いる必要があったり、さまざまな測量のやり方があったりする場合があります。
本記事の「測量のやり方の種類」や「測量用語の紹介」を確認して理解し、的確な測量を行えるように努めてください。