本記事を読んでいる方の中で、セオドライトの使い方が分からずに悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回は、セオドライトの使い方、注意点を解説します。
セオドライトの使い方が分からずに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
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セオドライトとは、目標物をレンズで視準して水平方向と垂直方向に回転できれば、基準値からの角度を測定できる機器です。
セオドライトは主に測量に使用される測量器ですが、機械装置に関わる作業でも使用されています。
ほかにも機械を組み立てる際に、セオドライトを使用できます。
例えば、装置の鉛直測定や据付の墨打ち作業にセオドライトを使用すれば、数値表示ができるので利便性が高いです。
ほかにも望遠鏡で覗いた際に測定ポイントがどれぐらいずれているかを明確に測定できるため、精度の高い仕事ができるといえるでしょう。
ここでは、セオドライトの種類を4つ解説します。
ここで解説するセオドライトの種類を把握すれば、適切なときにそれぞれのセオドライトの機器を使用できるでしょう。
デジタルセオドライトは、角度を電子的に測定してデジタル表示する機器です。
ほかの種類と比較して、角度の読み取りが早く、読み取る際の間違いが少なくなります。
セオドライトの中で最も主流な機種であり、主に地形測定や勾配測定に使用される機会が多いです。
デジタルセオドライトの機種によっては、1つの機種だけで墨出し作業ができます。
業務効率化を目指すのであれば、デジタルセオドライトの仕様が最適でしょう。
光学式セオドライトは、デジタルマイクロメータ機構を内蔵しており、レンズを覗きながら測角値を読み取る機器です。
先ほど解説したデジタルセオドライトとは異なり、バッテリーを使用しないため充電切れの心配をせず使用できます。
また、測定値がすべて数字で表示されるので読み取りを間違える心配をせずに、瞬間的な読み取りが可能です。
光学式セオドライトは、一般土木や機械測量などの場面で使用されています。
ただ、デジタルセオドライトが最も多く流通されている機器であるため、光学式セオドライトを取り扱っている業者は中々ありません。
精密セオドライトとは、高い測角精度をもっている機器です。
大型精密機器の据え付けや工業計測の場で使用される機会がありますが、ほかのセオドライトの旗手と比較するとあまり使用される機会がありません。
レーザー式セオドライトは、デジタルセオドライトに半導体レーザーダイオードを組み込んだもので観測点をレーザーで照射する機器です。
望遠鏡を目標の焦点に合わせれば、レーザービームが照射される部分も小さくなります。
地価公示やトンネル工事、建築工事で頻繁に使用する機会が多い機器です。
セオドライトの使い方は、以下のとおりです。
1. セオドライトの設置場所を決める
2. 三脚を備え付ける(三脚の足元を固定させる)
3. 固定させた三脚にセオドライトを取り付ける
4. 望遠鏡の調節をしてセオドライトの操作をすれば測量が可能
上記を見ればわかるように、セオドライトの使い方は難しくなく、測量に関して基本的な知識がある方であれば、簡単に利用できます。
現代は測量を電子的に行える部分も増えているので、難しい操作もあまりありません。
上記のセオドライトの使い方のとおりに実施し、水平面・垂直面の角度を測定しましょう。
ここでは、セオドライトを使う際の注意点を2つ解説します。
ここで解説する注意点を把握して、測量を行えばで的確にセオドライトを使いこなせるでしょう。
セオドライトの使い方に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
セオドライトを設置する際は、平面で地盤が安定して固まっているかも確認する必要があります。
地盤が安定して固まっていなければ三脚の固定やセオドライトの設置が上手くできず、測量そのものが失敗してしまう恐れがあるからです。
それだけでなく、地盤が緩くて三脚やセオドライトを倒してしまった場合、精密機器であるため壊れてしまう可能性も十分に考えられます。
的確な測量をするためにも、セオドライトを設置する場所は平面で地盤が安定して固まっている場所か否かを確認しましょう。
望遠鏡の光軸に関しても注意する必要があります。
少しの誤差で光軸測定をしたのにもかかわらず、測定できていない可能性があります。
そのため、望遠鏡の調節をする際は注意して行う必要があるでしょう。
一見、セオドライトは使い方が難しいと思われがちです。
しかし、現代では水平円や垂直円の読み取りは電子的に行われる場合が多いため、比較的簡単に操作できます。
セオドライトの使い方を把握すれば正確に角度を測れるようになるため、建築関係のお仕事に従事している方は使い方を本記事を通して理解しましょう。
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