設計図に従って現場で正確な作業を行うためには、何らかの目印が必要です。
どれほど熟練のプロが揃った現場でも、何も基準のない状況下で正確な施工は望めません。
墨出しとは、実際の建設現場に実寸で設計図を再現、あらゆる構造物の正確な位置を指定し、精度の高い建設作業を支えるための作業です。
一般的に作業者が墨を付けた糸を弾いて見当線を描く事から、墨出しと呼ばれています。
例えば建設現場には、ガスや水道、電気などのライフラインがくもの巣のように張り巡らされています。
墨出しにより配管や配線の位置や距離を明確に示す事で、初めて順調な施工が実現します。
万が一位置が狂ってしまった時は、即刻工事のやり直しにつながります。極めて重要でミスが許されない仕事、それが墨出しなのです。
建設計画位置の測量
基礎墨出し
躯体墨出し
仕上げ墨出し
外構墨出し